こもれびより ~commoré-biyori~ vol.15「黒田龍之助先生に聞く 語学にまつわるちょっとの我慢」レポート

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 2021年2月20日、言語学者の黒田龍之助先生をお招きして、こもれびよりVol.15「黒田龍之助先生に聞く 語学にまつわるちょっとの我慢」を開催しました。黒田先生、そしてお越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。
 当日は、塾長・志村が司会役として先生にあれこれとお尋ねするスタイルで進行しました。語学につきものの「我慢」ですが、どんな我慢が必要で、どんな我慢が不要なのかを解き明かせたら、という動機で設定したテーマでした。

 話のとっかかりにしたのは先生のご著書『語学はやり直せる!』(2008年、角川書店)。現在は電子書籍で入手することができます。改めて読み返してみた志村は、「刊行当時と現在を比べてみても、語学を取り巻く状況や語学に対する意識というのは、意外なほど変わっていない」ということだったそうです(「やり直せる」というタイトルが気に入ってる志村ですが、会場では先生から思わぬ命名秘話も伺いました)。そのため、本書で扱われているトピックから、「我慢」に関係しそうなものを選んでお話を広げることにしたとのことです。順を追って、中学校での英語学習のこと、大学での第二外国語選択のこと、大人になってから選ぶ外国語のことなどお話を聞きました。その中では、志村が専門とするフランス語の学習者と先生が専門とするロシア語の学習者の傾向の違いも見えてきて、大変興味深かったです。

 後半は先生への質問タイム。「多言語を学ぶコツ」や「テキストとの向き合い方」といったことから「楽しむ語学とプロとしての語学の違い」といったことまで様々な質問が寄せられ、先生には当意即妙にお答えいただきました。 「いつかこもれびよりに黒田先生をお招きしたい」というのは志村を含めたこもれびスタッフ共通の想いでしたので、今回お話しいただけたのは夢のようでした。それだけではなく、ご参加いただいた方から「楽しかった」と言っていただけたことも同じくらい嬉しかったのでした。 何かと大変な社会状況の中でご登壇いただいた黒田先生と、お運びいただいた皆様に、最後にもう一度御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

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