• こもれびスタッフ

命名秘話&振り返り

「語学塾こもれび」と名乗り始めてから一年半以上が過ぎました。

最近、この名前を知ってくれている人が徐々にですが増えてきているように感じ、素直にとても嬉しいです。ひとえに応援してくださる方、噂してくださる方、そして生徒さんをはじめ足を運んでくださる方たちのおかげです。感謝。


「こもれび」という名前自体は、もう三年以上前からあるものです。理由は、僕がいちばん好きな日本語だったからでした。現象そのものが好きで木漏れ日を見つけるとついつい写真を撮ってしまうのに加え、エラ・フランシス・サンダース著『翻訳できない世界のことば』でも紹介されているように日本語でしか一言で表現できないものであるということで輪をかけて好きになり、塾の名前にまでしてしまいました。


ただ、今の僕らの「こもれび」はどんどん塾っぽくなくなっています。塾らしくあろうともしていないので当然と言えば当然ですが…。「語学塾」という名前は、“語学学校と塾の間” という意図でつけました。本当はもっとアヴァンギャルドな名前にしてもよかったのですが、やってることがよくわからない上に名前までよくわからなくなると本当によくわからなくなってしまうので、かろうじて “塾” の名前を残しました。

でもやはり「名は体を表す」とも言う通り、塾と名乗れば当然やってる僕らも塾で働いている気になるし、来てくださるみなさんも「塾なんだ~」と思ってしまうから不思議です。いや、塾だと思ってほしくないわけではないんです。むしろ塾に来るつもりで来てもらえるといい意味で裏切られると思うので、作戦通りです。


「こうありたい」という像はどんどん変容していきます。2018年の3月に国分寺に移ってきた僕らは、2019年の12月にこもれびが今の姿をしていることを予測できなかったでしょう。そのうちカフェでも出来たらいいねとか言っていた場所が、週末には本を売っていたり、休憩時間にはギターやピアノに興じてみたり、美大志望の子がホワイトボードとマーカーで異様な表現力を発揮してみせたり、イベント時には来てくださる方が多すぎてスリッパや椅子の数を気にしなくてはならない場所になっているとはわからなかったでしょう。


そう、それにしても最近のこもれびは「よくわからない」。よくわからなさで言えば、初台にあるfuzkueさんにも負けず劣らずのよくわからなさなんじゃないかなと思います。


だからこそです。


だからこそ、最近はじめてこもれびに足を運んでくださった方の「よくわからなかったから見に来てみました」という一言ほど嬉しいものはありませんでした。


名は体を、表しこそすれ覆いはしません。「語学塾こもれび」の名に収まらないものをこそ見せたいし、よくわからないことの中にあるものをこそ見たい。2020年もまた、多くの「よくわからないから行ってみたい」人たちに出会えますように。


100回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示

会話をなるめな

Twitter である投稿が “バズって” いるのを見た。 テキストは「めっちゃ納得した、英会話教室の広告」と書いてあるのみ。 画像が一枚どんと表示され、いいねの数は10万超。 投稿者は日々、そのアカウントで「いいなと思った広告をシェア」していて、件の画像はある英会話教室が2015年に公開した広告、とのこと。 画像には大きな文字で「こなんに めちくゃちゃな ぶんしょう でさえ、つわたる。」とある。

弾を詰める

語学教師にとって、学習者の悩みを聴くのも一つの仕事と言えるでしょう。 舌を使わなくていい発音でどうしても舌が動いてしまう、とか、関係代名詞がどうしてもうまく使えない、といった悩みに対しては教師の腕の見せ所なのですが、なかにはいやぁ、そう言われても、という種類のものもあり、その一つが 「言いたいことが咄嗟に出てこない」 です。 これに対する僕の答えは決まっています。 「当たり前です」 弾の入っていな