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カンケイダイメイシ

名詞、助動詞、形容詞、、、文法用語っていろいろとあります。

いったい誰が決めたんでしょうね?

各言語共通ならまだいいんですがそうとも行かず、

例えば他の言語では「再帰動詞」と呼ぶものをフランス語では「代名動詞」と呼んだり、

ほとんど同じものなのに言語によって呼び方が変わることもあり厄介を極めます。


なかでも異彩を放つのが「関係代名詞」です。

文法用語でもNo.1の曲者です(と勝手に認定しています)。


なぜかというと、「いかにも難しそう」だから。

カンケイダイメイシ。仮名で書けば9文字、9音節。長い。

アンダーグラウンド、高級住宅地、オンラインサービス等に匹敵する長さです。

単語というのは長いほど難しい印象を与えます。

政治家がやたら長い言葉を使いたがるのも理解できるかもしれませんね。


それはさておき、難しいけどわからないとけっこう困る「関係代名詞」。

どの科目にもそういう存在はいます。

数学なんかでは「未知数」がそうかもしれません。

未知数ってなに?未知なんだから知らないじゃん、

それを式に組み込んで計算するってどういうこと?

この荒業、力業を呑み込めるかというのはひとつ大きなハードルですが、

僕の感覚では関係代名詞もこの系譜にあります。


そもそもこれ、フランス語では “pronom relatif” と言います。

英語では “relative pronoun” でしたっけ。似てますね。

“relation” (仏英同型)は「関係」という意味ですが、

つまり “relatif (-ve)” という形容詞は「関係性のある、関連した」という意味です。

だからこれらは字義通り解釈すれば「関連性を示す代名詞」ということなのですが、

それがコンパクトに「関係代名詞」とまとまってしまっているからわかりづらい。

いったい何と何の “関係” なのか、、、?


まぁ、それがわかれば苦労しないわけですね。

どんな言語でも、語と語というのはいろんな絆で結びついています。

主従、作用被作用、位置、因果関係、etc…

ここまでくると、とにかくいろんな “関係” があってその度に関係代名詞が使えるんだ、

というわかったようなわかんないような結論になってしまいます。


ただ、「絆」とも書きましたが、

関係代名詞の仕事は語と語の関係を示すことではなくあくまでそれらを「繋ぐ」ことです。

つまり、文章を編むときの特殊な当て布みたいなものなんです。


あるいはそのまま料理の「つなぎ」みたいなものと考えることも出来るかもしれませんね。


なにはともあれ、関係代名詞というのは本当はそんなに難しくないんです。


どうして難しくないのかをブログで説明するのは難しいのですが、本当です。

英語圏やフランス語圏だったらこどもでもホイホイ使うわけで、

これを使うのに特別な論理的思考が必要なわけではありません。


それと、誰がつけたのかわかりませんが、

「関係代名詞」が「関係代名詞」と呼ばれる必然性はありません。

前述のようにこれは訳語なわけですが、

彼らネイティブにとっては箸よりずっと簡単に使いこなせる関係代名詞を、

外国人である僕らがわざわざ同じ名前で呼ばなくったっていいわけです。


これがもうちょっとわかりやすい名前に生まれ変わる日を密かに待ちわびています。

なにかいい名前が思い付いたという人がいたら、ぜひ教えてくださいね。



志村

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