- こもれびスタッフ
べつのことばで
3年前の5月頃、編入を機に越してきた武蔵小金井で毎週金曜日の夜だけ明かりがついているカフェを見つけました。
その頃ちょうど珈琲にはまりだしていたこともり、時間がある時を見つけてその店に寄ってみることに。
「燻製喫茶バー」と名のついたその店では、髪と髭の長いおじさんが一人で営業していて、やはり金曜夜のみの営業とのこと。
そのおじさんに、今何してるのか、武蔵小金井は初めてかなどひとしきり聞かれ、それらに答えたあと、こちらからもひとつ聞き返しました。
「金曜夜以外は利用されていないのですか?」
そうしたら、
「ここは貸しスペースで、今は定期的に使っている人が僕以外いないんだよ。利用者募集中だよ。」と。
当時、自分で塾・語学学校のような場所をつくりたいという思いがあったので、早速それを伝えてみました。
すると、「一度使ってみたらいいよ」と返ってきました。
それから、その場所を利用するにあたっての準備などを少しずつ進めることにしました。
定期利用者はそのおじさんだけだったのですが、
実際にはそのスペースのオーナーさんや不定期に利用をされている他の方々もいらっしゃって、まずはその方々との顔合わせなどもしました。
しかし、当時はまだ新学期開始早々で忙しかったのもあり、実際の開始は夏休みに入ってからにしようと考えていました。
しばらくしていよいよ夏休みに入るという頃、学食で同じ編入の2歳年上の同期と「夏休みどうする?」という感じの会話をしました。
編入して2、3ヶ月の時期。
「敬語使わなくていいよ」とは言ってくれるけど、
中高の部活でも年上には敬語を使っていたし、まだ多少不慣れな言葉遣いだった…と思います。
そんな同期との何気ない会話の中で、自分はなんとなく
「もう場所の準備は進めていて、塾というか語学学校みたいなのをやろうと思ってる。」というようなことを言いました。人に雇われるのが嫌で、自分で仕事をやりたいということを伝えました。
そうしたらその同期が、まさかの「乗ってきた」のでした。
気を遣ってるのかと思ったので、暑い中ビラ配りもするだろうし、色々面倒くさいことがあるよと率直に牽制しておいたのですが、思いの外面白そうに聞いていたっぽいので、
後日改めてその人も連れて再度利用者会議に出席しました。
その後は、ファミレスで科目や料金の会議をしたり、
割り勘でビラを発注してポスティングをしたりしながら、、、
結局最初の生徒さんはビラでもなんでもなくて、
この場所を紹介してくれたそのおじさんの紹介で入ってくださいました。
(その子は当時から今もこもれびに通い続けてくださっています。)
あれから場所は変わって今は国分寺で続いています。
色々な出会いがありました。
最近は、山梨からリネン素材を使った制作・販売をされている「wafu」(https://handmade-wafu.com)さんが遊びにきてくださりました。
塾っぽくないと思いますし、ギターやキーボードに加えてたくさん本もあるので悪くない場所だと思います。
ぜひ気になったら気軽に遊びにきてください。
wafu代表の綿貫さんがこもれびに対して言ってくださった数々のポジティブな言葉を素直に信じてもうしばらくこもれび続けようと思います。
次回のこもれびより
8月31日(土)14:00~ 場所:語学塾こもれび
べつのことばで
それは何語でも、音楽でも。
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すべて表示こんにちは、語学塾こもれびです。 今回は、この場にて来月のイベントの告知をいたします。 3月の「原文を味わってみる読書会」(主催:ことばの本屋こもれび)は、 13・27日(土)の19:30ー21:30を予定しております。 詳細については決まり次第、Peatix ( https://commorebi-books.peatix.com/ )やTwitter( https://twitter.com/