- こもれびスタッフ
ここではないどこかで
最終更新: 2018年7月22日
こんにちは、
英語担当の田邉優です。
いや、あついですね~。
なんかこの「あついですね~」ってもはや、「おつかれ~」的な感じになってませんかね。
それはさておき、
先月6/30に「こもれびより (Commoré-biyori)」というイベントを行いました。
(リンクはこちら→https://www.commorebi.com/blank)
イベントは、塾生だけに限らずどなたでもご参加頂ける形にしていたこともあり、ありがたいことに当日は塾生様だけに限らず、たくさんの方々が足を運んでくださりました。
こもれびで仕事をしていると、こうした新しい出会いも経験しますね。
「新しい出会い」
その出会いの場が、「こもれび」
そして出会った後も、
多くの場合は「こもれび」を通して関係を築いていく。
このこもれびを始めて少し経った頃、こもれびをベースとした2つの関係性があることを感じました。
1つは、「教える人と教えられる人」
あるいは、いっそ「先生と生徒」としてもよいかもしれません。
客体がサービスであり、多くの場合教育の現場でそれは、「教える」という行為を通じて受け渡されます。
そもそも「塾」というワード自体に、「中高生」を対象に「定期テスト・受験」対策を行なっているという印象がありました。
ですが、僕は色々な意味でそうではないものをやってみたかったのです。
目的もそう。
だから、語学塾こもれびは「受験対策」はしていません。
そして年齢という意味でも。
「中高生」に限らず、もっと広くていいんじゃないかと。
マーケティング的には、全く選択と集中が出来ていない状況です。
だけど、それでもやってみようかなと。
そして、こもれび創業当初から今も変わらず「子供(現在は10歳)~大人まで」というのを掲げていたため、当時20歳だった僕にとって、年上の生徒様もたくさんいらっしゃいました。
その方々から「先生」と呼ばれた時に、少し上下関係や壁、そして寂しさのようなものを感じました。
この記事でもそうですが、
便宜上私たちこもれびスタッフのことを「講師」と呼んだり、
他に丁度ピタッとくる言葉が見つからないため、こもれびに通って下さる皆様方を「生徒様」と呼ばせて頂くことはございます。
ただ、気持ちの中では
「いっしょに、並んで歩んでいきたい」
と考えています。
いっしょに悩み、考え、そうして歩んでいきたい。
一人一人が異なっているからこそ、
みんなの体質に合っていて、
かつみんなが使える最適解なんてないんじゃないかと思います。
だからむしろそれもいっしょに考えていきたいのです。
もっと言うと、
「どう歩むか」までも考えていきたい。
こもれびでは、授業数はなるべく少なくするようなシステムを採用しています。
基本的には週1~2コマ、多くても3コマ。
これが意味することは「Off-Commorébi」時間が圧倒的に多くなるということ。
「いっしょに歩む」にしては、一緒にいる時間が少なすぎる。
ですが、お互いが離れている時の「歩み方」も重要視しています。
だから、
「スケジュール」をいっしょに考えたり、
立てた目標に対する軌道修正を行なったり、
「宿題」も出したりしています。
実はこもれびは、2016年の創業当初のチラシやホームページで「寄り添う」という表現を使っていました。
僕はその表現がとてもしっくりきていて、今でも時折思い出してます。
初心を忘れず、今も、これからも「寄り添う」ような姿勢でいたいなというところです。
そして2つ目が、「提供者と消費者」。
こもれびという経済主体において、スタッフはサービスを提供する側。考えてみると、生産者も販売者もあんまりしっくり来なかったので、「提供者」としました。
そして、通って下さっている方々がサービスを受け取って下さる側。
ここで思い出したことは、中学校あたりで習った「直線と円の接点の問題」です。
あそこでは、円がどれだけ回転しても直線との接し方はきっと同じ。ただ直線に円が接しているだけ。円周のどの部分が、直線に接しても、接点の見た目に変わりはない。
だけど、人は直線でも円でもなくもっと複雑。もっと不規則。
だからこそ、どことどこが接点になるかで2人の関係も大きく変わるんじゃないかと感じました。
接点の場こそこもれびだけれども、
他で出会ってたらどんな関係になっていたかなと考えたりして。
袖振り合うも多生の縁
本当にどこかですれ違うくらいの縁だったかも知れない
ご近所さんだったかもしれない
そして、
もっともサービスと対価のやりとりをするような仲じゃ無かったかもしれない。
ここで少しだけ脱線しますが、ちょっとずつこもれびのホームページが少しずつ変わっています。
(もしよかったら見てみてください!→https://www.commorebi.com/korekara 「グライダー」から「飛行機」へ 参照)
その中で、
「飛行機人間」と「グライダー人間」の話をしています。
飛行機とグライダーの最大の違いは「独力」で飛び立てるかどうかということ。
そして私達こもれびは、飛行機人間的思考を身につけて欲しいと、考えています。
数学で、証明の問題になった途端、何をしていいのかわからなくなる人がいるかも知れません。
英語も論述形式になった途端、どう進めていいか迷ったりする人もいるかも知れません。
どうやら穴埋め問題や四択問題などとは異なり、
行動にある程度の自由が与えられると
かえって迷ってしまう人も少なくないのかもしれません。
そんな時に、<自分で>考えて行動していくことが出来る人になっていって欲しい。
それが飛行機の特徴であり、こもれびの考えです。
だから、いつか
その人なりに、飛び立っていく姿を見てみたい。
先生と生徒 でもなく 売り手と買い手 でもなく。
これは僕のエゴですが、
例えば今度はこもれびではないところで。
ここではないどこかで
また新たな接点を持つことが出来るのも素敵だなと思います。
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長くなりましたが、
本当にたくさんの方々に支えられ、
語学塾こもれび/Commorébi(旧 憩塾こもれび)は来たる2018年8月18日(土)に、2周年を迎えます。
そこで、語学塾こもれびによる隔月恒例イベント「こもれびより(Commoré-biyori) Vol.2」を開催いたします。今回のテーマは「大切なものは目には見えない」です。
次の開催は8月18日(土)です!
詳細はこちらから
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こもれびの田邉です。 こんにちは。 日頃考えていることがあり、今日はちょうどブログが自分の担当なので いい機会だと思い1つ言いたいことがあります。 ずばり、 学校における科目としての「英語」は、 名前を変えてしまえば良いのではないでしょうか。 大学入試では英語だけ入試の配点が高いことがあったり、 英語が出来ればなんとなくすごいと言われたり、 電車の車内広告には英語力向上のチラシが貼ってあり、 英語